「冒険者に捧ぐ100の言葉」の更新と、気ままに描いたラクガキの掲載。
2007.11.23 Fri
かつて、大陸南部を騒乱の渦に叩き落した男がいた。
彼の名は慶琳(ケイリン)。
当時、齢18という若さで彼は、「大罪人」の汚名をその身に着せられることとなる。
罪状は、国王暗殺未遂の咎による。
狙われたのは、大陸の南部を支配下におく、科学国アル・ジャヒールの君主。
暗殺計画は失敗に終わったものの、
実行犯と思われる男は警吏の手をかいくぐり、現在も逃走中。
暴虐の限りを尽くすことで有名な君主の命が狙われたとあって、
国民は、男の行為を陰ながら称えた。
その賞賛はやがて、英雄伝説へと肥大する。
男には、男自身も知らぬところで、通り名がつけられるようになった。
“黒衣の弑逆者”――。
誰が言い出したのかは分からぬが、人々は彼を、そう呼ばうようになっていた。
いつの日か彼が、今度こそかの暴君を倒してくれることを願いながら。
そして現在。
その事件からは4年が経ち、男は――慶琳は、
大邑(タイユウ)の私設治安部隊“黒蠍”における指導者となっていた。
アル・ジャヒール国の法の手が及ばない、この大邑の町で。
これまた久々のお題更新。
「關於這個男人、通緝中」は、
「この男、指名手配中につき」という意味でっす。
中国語に関する知識が皆無の人間なので、ネット翻訳機能を使ったのだけど。
文法的に合っているのか間違っているのかすら、さっぱ分かんない(笑)
“黒蠍”のリーダー、慶琳。
キトとガチンコ勝負をした少年よりも先に名前が出てしまった。
お題の順番に沿って物語を進めてゆくのは、結構難しいものだな…。
さておき、慶琳。
あんたシュミに走ったわねとか言わない、そこ(笑)
暴君の暗殺未遂とかやってのけてるけど、
正義感とはほど遠い人間だったりなんかしちゃったり。
「暗殺って、なんか面白そうだなー」というだけの理由で実行に移した阿呆です。
勢いと強運とカリスマが、彼の武器。
ちなみに、こいつの生まれ代わりが笹になるのだと思う。
うん、今思いついたのだけど。(アバウトやなー)
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