「冒険者に捧ぐ100の言葉」の更新と、気ままに描いたラクガキの掲載。
2008.06.08 Sun
演劇『エリザベート』より。皇太子ルドルフ。
「そして彼は、死に魅せられた。」
てなことで、久々にウィーン版『エリザベート』のDVDを観た。
毎度のことながら、プレリュードのところはあまりの迫力に鳥肌が立ってしまう。
楽曲に合わせて蘇ってくるハプスブルグ家の死者たちの動きが、
そして楽曲そのものが、ざわざわと私の心を撫で上げる。
『エリザベート』は、
演劇知識の乏しい私が、何度も何度も見ている演目だったりする。
きっかけは、1996年の宝塚雪組公演。
キャスト(敬称略)は、
一路真輝・花總まり・轟悠・高嶺ふぶき……と、今思えば豪華メンバー。
これはビデオで観ただけだけど、他にも、帝国劇場のを観に行ったり、
ウィーンまで足を運んで、姉妹揃って念願の本場ウィーン版を観たりと、
実は結構好き好きオーラ全開な作品だったりする(笑)
私自身は、
エリザベートよりも、その息子のルドルフの方が気になって仕方ない。
幼い頃に祖母によって母親から引き離され、
ハプスブルグ家の厳しいしつけを叩き込まれ。
物心ついた頃には、父親とも母親とも距離を感じるようになり。
彼が救いを求める声は、どこにも誰にも届かず。
最期は「トート(死)」に魅せられてしまったという、
悲しくて哀れな人だなぁと思う。ので、ついつい感情が入ってしまう。
帝国劇場の方では、このルドルフ役を浦井健治さんが演じていたのだけど、
彼のルドルフが、私の中では一番イメージどおりだったかも。
マイヤーリンクのシーン(最期のシーン)で、
必死で抗う姿、救いを求める姿、そしてついには「トート」に身を委ねる姿が、
見ていてとても悲しくなった。
実は半年前、一人で東ヨーロッパをぶらぶらした時、
念願のマイヤーリンク訪問を果たしてきた。
ウィーンからは車で30分くらいのところなのだけど、
人気がなくてとても寒々しいところだった。
ルドルフは、こんな寂しいところに引きこもり、
そしてここを自分の死に場所に選んだのかと思うと、なんかやりきれんかった。
帝国劇場の『エリザベート』は、今年もやるみたいですぜ!
>> コチラ。
エリザベート役が、一路さんではないのだけれど…。
あ、最後になったけど、本家サイトの方を更新しました~(笑)
空花本編の第2章(2)を掲載。
ラウルの妹である、ミトの視点での物語でっす。
オマケ↓。
ハラルドによる煙草のイタズラで、こんなのがあるといいとおもう。
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*Comment*
無題
なるへそ、作成者がラウルってことね!
……って、おぉぅぃ!!!
それじゃあハラルドの楽しみがなくなるよ!(笑)
彼は、自らの手でイタズラを生み出すことに、
減給さえをも厭わない人ですから☆
でも確かに、ラウルとハラルドが組んだらえらいことになりそうだよね…。
ハルトからしたら、えらい迷惑だ。
……って、おぉぅぃ!!!
それじゃあハラルドの楽しみがなくなるよ!(笑)
彼は、自らの手でイタズラを生み出すことに、
減給さえをも厭わない人ですから☆
でも確かに、ラウルとハラルドが組んだらえらいことになりそうだよね…。
ハルトからしたら、えらい迷惑だ。